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author : optical engineer

Osmo Pocket のワイコンレンズは割といい所を狙ってきたようです

ここしばらく、夜に大学の教科書を読んでいるのですが、毎日微妙に遅くまでやっていたためか、うっかり寝過ごしてしまいました。日常というのはマラソンと同じで、続けている限り疲労は回復しないと覚悟しないとすぐにリズムを崩してしまいますね。

 

◇Osmo Pocketの画角を広げるワイドコンバージョンレンズ - デジカメ Watch

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1180825.html

 

DJIから発売されたジンバル一体型カメラのOsmo Pocketに、専用のワイドコンバージョンレンズが出たそうです。

 

映像を見る限り素の画角もそれほど狭くは感じなかったので、改めてどのくらいなのかと調べると、iPhone XSと同じようです。換算26mm。Osmo Pocketが動画機で、iPhoneは静止画兼用であることを考えると、微妙にOsmo Pocketの方が広いかな?という感じです。

 

そして、上のサイトの「20%以上ワイドな撮影」という数字の意味がよく分からなかったのですが、比較画像を重ねてざっくり計算すると、焦点距離が20%以上短くなる、という意味のようです。

 

それを踏まえて画角を計算してあげると、ざっくりですがGoPro のHero7の、魚眼無効(多分、ディストーション補正後の画のことだと思います)とざっくり同程度のようですね。

 

◇HERO7 の視野角 (FOV) 情報

https://jp.gopro.com/help/articles/question_answer/hero7-field-of-view-fov-information

 

Hero7の魚眼無効の補正がどの程度か次第ですが、Osmo Pocketのワイコン付きの画は明らかに周辺でディストーションが出ているので、

・この画角で4Kが撮りたければOsmo Pocket

ディストーションを抑えたければHero7

という住み分けになる気がします。

 

元々Osmo Pocketは「iPhoneだと手ぶれして困る」層という、一見ニッチだけど母数が多いから成り立つユーザーを狙ってきたデバイスだと思っています。それがワイコンを備えることで、純粋にHero7と戦えるようになるというのは、面白いものですね。

 

ルービックキューブを揃える手順を紹介します

今日は北海道でも夏日だったとのことで、日中は大変暖かかったのですが、朝夜は薄手のジャケットだと少し肌寒さを感じました。熱の残らない感じは、まだ春が続いているなあと思います。

日常のルーチンを少しいじろうとしていて、その関係で最近生活リズムが乱れています。大変眠いです。

 

ルービックキューブを6面揃える手順 

http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2019/04/16/185034

 

勝間和代さんが、ルービックキューブの揃え方について紹介されています。読んでいて、大学の先輩が得意でよく解いていたのを思い出しました。


フィールドワークのために新幹線で移動中、車内で延々と崩しては揃えるのを繰り返していたら、隣に座っていたおばあさんに感心されて、何故だかみかんを頂いたそうです。

 

ルービックキューブ公式 攻略法 3×3 | 株式会社メガハウス

https://rubikcube.jp/strategy/

 

勝間和代さんの紹介だとハイレベルすぎるので、まずはこちらで勉強してみようかと。というか、うっかりポチってしまいましたルービックキューブ…。届いたら挑戦してみます。

苦い方のキングダムの感想。皮膚感覚に訴えかけてくる娯楽的辛さのある映画でした。

春の暖かさにやられたか夜更かしして映画を見ていたからか(明らかに後者)、数年ぶりに会社の最寄駅を乗り過ごしました。すぐに気づいたのですが、もったいなかったのでまたうつらうつらしてみたりして。

 

キングダム/見えざる敵

https://m.youtube.com/watch?v=T7xGu-SnWUk


サウジアラビアで起きたテロで同僚を殺されたFBI隊員が、政治的な思惑で公式な組織活動が認められなかったため、僅か4人で乗り込んでいって捜査する話。


こちらが、つい最後まで見てしまった映画。ディープ・ウォーター・ホライゾンからパトリオット・デイを見ようとして、こちらに浮気した、という監督つながりの経緯。


冒頭のテロの時点で雰囲気が危なくて、「この映画には安心できる瞬間は1秒も訪れません」という前提が引かれてそれっきり全く油断できない。サウジアラビアでテロの捜査をする話だと知っているから本国で死ぬことはないだろうと思って見ていられるけれど、それでも頭の片隅には、本国で酷いことになるんじゃないかという考えがずっと残っていました。


なんだかんだでサウジアラビアに入ってからも、すぐそこで撃たれて死ぬんじゃないかと全く気が気でない展開が続いて。これは多分にレイアウトの巧さもあって、どこかから覗いているようなカメラワークであったり、あるいは決して全体を見通せないレイアウトであったり、とにかく「見えないところに何かある気がする」という気分がずっと続きます。

 


最後のアクションシークエンスも、情報なし・支援なし・時間なし、ただし装備と腕は十二分という、圧倒的に強いけれど全く状況が好転しないというストレスが延々続いて胃に悪かったです。


刑事物として見ても十分面白くて、相棒あたりで翻案したら案外ハマるんじゃなかろうかしら、と思いました。

20190415

今日は暖かくなるとの予報が出ていたので、そろそろいいかと思って春秋物のジャケットに替えてみました。春眠暁を覚えずというには少し遅いようにも思いますが、昼は何故だか眠気が強く、走らずにデスクで仮眠を取っていました。

 

◇老化とともに高まる孤独を好む傾向、エクスタシーが思春期のような社交性をもたらす。マウス実験で判明 

https://www.gizmodo.jp/2019/04/mdma-made-older-mice-start-socializing-like-teenagers.html

 

ネズミの「思春期」というのも奇妙ですが、社交性に発達臨界期があるかもしれない、という話に勇気付けられました。

 

どうにも社交性が低くて困ったなあと思っていたもので。身につけるべき時期を逸している可能性があるのであれば、それを身に付けるのに苦労するのは仕方ない事ですものね。

20190414

今日は、昼前には曇りがちの空模様で、それから日没までずっとどんよりしていました。それでも日が強いからか、さほど重たい感じもなくて、ああ、冬はすっかり終わったんだなあという気分になりました。

 

プログラミング言語「Rust」--2019年こそ学ぶべき7つの理由 - TechRepublic Japan

https://japan.techrepublic.com/article/35131764.htm

 

去年の頭か一昨年くらいに知って、面白い言語だなあと横目に見ていたRustの推薦記事。順調に盛り上がってきているようです。

 

私は、普段はコテコテの手続き型なのですが、時々関数型に浮気したり、オブジェクト指向に浮気したりして遊んでいるので、全部盛りのこれはいじるの楽しいだろうなと、その程度の認識でしかないのですけれど。

 

記事自体は、ソフトウェア開発に使用する言語を決められる立場の人向けに書かれているように読めます。私は、使いたいライブラリのある言語を適宜学びますというエンジョイ勢なので、何か良いライブラリが出てきたらまた考えようという感じ。それまではリファレンスマニュアルを読んでニヤニヤしてます。

20190413

今日は正午頃には少し暑いくらいで、日が傾いてきて風が吹くと肌寒い、とても過ごしやすい春の日でした。もう半月も経てば、半袖が恋しくなるような暑い日も出てくるのでしょうね。


会社の同期に誘われてお花見をしました。といっても、久しぶりの人、初めて会う人が沢山いる会で、話してばかりで桜はすっかり身損ねたのですが。

 

◇#10分遺言 :人々の「最後の言葉」を収集するアートプロジェクト|WIRED.jp

https://wired.jp/2019/04/08/10-min-last-words/

 

ドミニク・チェンさんのインスタレーションの紹介。タイピングされるキー入力をレコードしておいて、打っている様子をモニター上に可視化したり、あるいはキーボードのキーが勝手に押下するといった形で表現するもの。

 

10年前は舞城王太郎に打ってもらったのに対して、今回は大衆のそれを表現してみたくなった、という部分に興味を持ちました。

 

平田オリザ東京ノートの話をします。一見、どこにでもある事を淡々と話しているような物語なのですが、よくよく見ると、「日常で遭遇しそうで、かつ遭遇したら思わず聞き耳を立ててしまいそうなネタ」をみっしり詰め込んだ上で、それらの本題ではない部分にさらに重大な世界の秘密が隠されている(しかしそれが本筋であるとは言えない)という、普通の言葉の集積で普通でない事を作り上げた傑作戯曲です。


この戯曲は、プロフェッショナルがアマチュアのように振る舞う事で、それを受けたアマチュアの表現自体を底上げしようとするような行為だと私は勝手に思っているのですが、チェンさんの興味はそうではなくて、アマチュアの表現それ自体に価値を認める視点です。

 

杉浦日向子さんが江戸の市井に向けていた眼差しとも共通する、名もなき愛すべき大衆、といった価値観であると感じます。

 

かつては「表現をする」というのは特別な事でした。それがすっかり特別なことではなくなり、恐らくいんたーねっとじょうには、有意なデータ以上に圧倒的にノイズに等しいようなデータが増え続けていて、人類はほとんどゴミを生産しているのだと思います。

 

けれどそれは。リソースが限られていたために叡智だけを積み上げていった時代よりもいいのではないかと。それに価値を見出していた誰かがいたという、その総体が人類であるということかなと、そんな風に感じました。

 

(だからこそ、ふとした時に一瞬で表現が最適化されていってしまうような昨今の状況に、少しもやもやするものを感じているのですが、それはまた別の話ですね)

20190412

今日も気温は低いけれどいい天気でした。昼休みにかかって打ち合わせをしていた関係で時間がなくなり、今日も走らず。

 


ブラックホール撮影に貢献、29歳女性科学者に脚光

 https://www.afpbb.com/articles/-/3220424

 


ブラックホールを撮影したことが話題になっています。こういうことをしているんだよ、というのはテレビ番組で見たような覚えがあって、実際に成功して良かったなと思う次第。

 


◇「インターステラー」のSFっぷりは一体どれぐらいで何がスゴイのか、SF小説とかSF映画とか大好き野郎が見るとこうなる - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20141121-interstellar-review/

 


上の撮影画を見て、2014年の映画、インターステラーを思い出しました。ブラックホールの見た目にもこだわっていたんだよということで、今回撮影された画では、恐らくエルゴ球に相当する輪っかがはっきりとは見えませんが、このブラックホールにはないのか解像度の問題なのかは分からず。

 


画像と同時に6本の論文が発表されたとのことなので、そちらに当たってみるといいのかもしれません。